外壁塗装を考えている方で、耐用年数を気にされる方は多いでしょう。
せっかくきれいに外壁を塗り替えるのですから、できる限りきれいな状態を保ちたいですよね。
そこで今回は、塗装工事における耐用年数と耐用年数が過ぎた時に現れる劣化症状についてご紹介していきます。
外壁塗装選びに悩まれている方はぜひ参考にしてみてください。
□塗装工事における耐用年数について
塗装における耐用年数とは、雨風や紫外線などの外部刺激から建物を守るため、外壁塗装としての機能性を十分に発揮している期間を指します。
外壁塗装における耐用年数は塗料に含まれる成分によって大きく変わってきます。
低価格のアクリル系の塗料であれば、耐久性は低いため、3年〜6年程度です。
一方、フッ素系の塗料は長期間塗膜が持続することで知られており、10年〜16年程度です。
もちろんその分、費用は掛かってきます。
近年、発売されたラジカル塗料は紫外線による劣化に特化した成分を配合しているため、人気のシリコン系塗料(8年〜12年)と同程度のコストで耐用年数は8年〜15年とより優れています。
このように、塗料の種類は様々であるので、耐久性を重視するのか、塗り替え一回あたりの価格を優先するのかなど、ご自身の中で、塗料の用途・判断軸を明確にして検討するとスムーズに選べるでしょう。
□耐用年数が過ぎたときの劣化症状について
外壁塗装の耐用年数を過ぎた時に現れる劣化症状は主に3つあります。
*ひび割れや剥がれなど塗装部の欠損
外壁のひびや塗膜の剥がれは外壁塗装が劣化している何よりの証拠です。
そこから雨水が浸入すれば内部の腐敗につながり、大規模な外壁工事が必要となるケースもあります。
*鉄部分にサビが発生している
金属は長年使用しているとどうしても錆が発生してしまいます。
そのまま放置しておくと耐久性の低下・雨水の浸入につながります。
*チョーキング現象の発生
淡彩色の塗装部分に触れると指先に白い粉状のものがついた経験がある方もいらっしゃるでしょう。
あれは劣化した塗料であり、チョーキング現象と言います。
経年劣化が進んでいる証拠と言えるので、この場合すでに防水機能は低下している状態です。
これらの劣化症状がみられる場合は、耐用年数に関わらず塗装業者にメンテナンスしてもらうことをおすすめします。
早めに対処していくことで総合的なコストを抑えられるケースがほとんどです。
外壁塗装を検討されている方は、お住まいの外壁塗装に劣化症状が現れていないか今一度チェックしてみてください。
□まとめ
今回は、塗装工事における耐用年数と耐用年数が過ぎた時に現れる劣化症状についてご紹介しました。
外壁塗装の劣化は、見た目だけの問題で済めば良いですが、放っておくと家屋全体の耐久性の低下につながりかねません。
また、気づきにくい経年劣化や、ご自身では劣化症状であるかどうかを判断できない場合もあるかと思います。
その場合は、塗装業者やハウスメーカーにご相談してみることをおすすめします。
当社はお客様に快適な暮らしを届けるために、外壁塗装から内装まで幅広く塗装を行なっています。
塗装のことで気になることがあれば、なんでもご相談ください。