塗装は、家の外観をおしゃれにしたり、印象を変えたりできるため魅力的ですよね。
また、塗装にどのくらいの時間が必要なのかが気になっている方は多いです。
そこで今回は、塗装の乾燥時間について詳細に解説します。
塗装にかかる時間を知りたい方、塗装を検討している方は必見です。
□塗装で乾燥が足りなかったらどうなる?
塗料の乾燥時間が十分でないと、様々な問題が発生してしまいます。
例えば、仕上がりが汚くなったり、塗装が膨れたり剥がれたりします。
また、十分な塗膜が形成されず、雨や風、紫外線による刺激を受けやすくなるでしょう。
湿度の高い日や雨の日に塗装を行うと、乾燥不足が発生しやすいです。
そのため、時期やその日の天気にはよく注意しましょう。
□塗装の乾燥時間について
*下塗りに必要な乾燥時間
下塗りは、最初に建物と塗料を密着させる大切な塗装です。
下塗りに必要な乾燥時間は、塗料の種類によって異なります。
シーラー系の塗料は約2〜3時間、フィーラ系の塗料は約4〜6時間、防水系の塗料は約16時間の乾燥時間が必要です。
*中塗りに必要な乾燥時間
中塗りは、下塗りが終わった7日以内に行います。
乾燥時間は、気温や湿度、メーカーによって多少変動しますが、基本的には水性の塗料は約2〜4時間、油性とシリコン系の塗料は約12〜24時間の乾燥時間が必要です。
中塗りは高粘度の塗料を使用し、厚みを出して下地を均一にします。
そのため、中塗りに不備があると、仕上がりに大きな影響を与えてしまうため、乾燥時間には注意しましょう。
*上塗りに必要な乾燥時間
上塗りは、中塗りと同じ種類の塗料を使用します。
上塗りも種類によって乾燥時間が異なり、水性の塗料は約4~24時間、油性とシリコン系の塗料は約24〜48時間の乾燥時間が必要です。
このように、下塗り・中塗り・上塗りにはそれぞれ長い乾燥時間が必要であるため、すべてを1日で終わらせられません。
そのため、塗装をする際は工程表を見せてもらい、事前に乾燥時間を確認しておくことをおすすめします。
□まとめ
今回は、塗装の乾燥時間について詳細に解説しました。
塗装の乾燥時間は、下塗り・中塗り・上塗りの各段階や、塗料の種類によって異なりますが、どの種類で塗装しても多くの乾燥時間が必要です。
十分な乾燥時間を確保することで、塗装の剥がれや膨らみといったトラブルを防ぎ、最終的な仕上がりを美しくできます。
そのため、塗装をする際は十分な乾燥時間が確保されているか確認しましょう。
塗装を検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。