モダンなお家を理想とされている方の中には外壁をネイビーにしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
特にネイビーと白系のツートンにするととても素敵な雰囲気になりますよね。
その一方で、ネイビーは色あせがしやすい色であると良く耳にします。
今回はネイビーが色あせしやすい理由と、色あせを防ぐためにはどんな工夫をすれば良いのかをご紹介します。
□ネイビーの外壁はなぜ色あせしやすい?
外壁塗装について調べていると、「ネイビーは色あせしやすい」という情報がたくさんありますよね。
確かにネイビーは色あせしやすい色ですが、その理由をご存じの方は少ないのではないでしょうか。
結論から申し上げると、ネイビーの塗料は化学染料を使っているからです。
一般的な塗料は「顔料」という材料を使って作られますが、ネイビーをはじめとする青系の塗料は例外なのです。
化学塗料は紫外線や酸性雨にさらされると劣化の原因となる「ラジカル」を発生させます。
このラジカルが発生すると結合していた樹脂が破壊され、塗膜が劣化してしまい、色あせにつながるのです
□どうすれば色あせを防げる?対処法は2つ!
色あせしやすいことを理解していても、どうしてもネイビーを塗りたいという方もいらっしゃいますよね。
その場合は色あせしにくい塗料を選びましょう。
以下の2種類の塗料であれば理想のネイビーの外壁を手に入れられます。
*耐用年数が長い塗料
色あせの原因は時間経過による劣化であることが多いです。
そのため、耐用年数が長い塗料であれば劣化しにくく、色あせは比較的しにくくなります。
塗料の種類は大きく分けて5つあり、それぞれの耐用年数も異なります。
アクリル系塗料は3~8年、ウレタン系塗料は6~10年、シリコン系塗料は8~15年、フッ素系塗料は12~20年、そして無機系塗料はなんと10~25年持ちます。
この中であれば無機系塗料が最も耐用年数が高い塗料です。
しかし、耐用年数が長い分、価格も高くなってしまうので、予算も考慮しながら選ぶことをおすすめします。
*ラジカル塗料
ラジカル塗料は耐用性の高い酸化チタンと光安定剤でできています。
これは先述したラジカルの発生を抑制してくれるという特徴を持つ塗料です。
日焼け止めクリームが塗布面の肌に紫外線の影響を与えないようにする働きがあるように、ラジカル塗料も紫外線を反射・吸収することで内側に紫外線が入るのを防ぎます。
□まとめ
ネイビーなどの青系の塗料は、紫外線に当たると塗膜の劣化を促進するラジカルが発生するため、色あせしやすいという特徴があります。
その色あせを抑制するためには耐用年数の長い塗料や、ラジカルの発生を防ぐラジカル塗料を用いることが有効です。
塗料の工夫をして憧れのネイビーのお家を手に入れましょう。
当社は塗装会社です。
外壁の塗装について何かお悩みがある場合は遠慮なく当社までお問い合わせください。