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下地処理に使用するシーラーとは?種類・特性から最適な選択方法を解説

下地処理に使用するシーラーとは?種類・特性から最適な選択方法を解説

塗装の仕上がりと耐久性を左右する、下地処理の要となるシーラー。
その選び方を間違うと、せっかくの塗装が台無しになることも。
今回は、知っておくべきシーラーの選び方、種類、そして具体的な特性を解説します。

最適なシーラー選びのポイント

下地の種類とシーラーの相性

下地の種類によって、最適なシーラーは大きく異なります。
例えば、木材は吸い込みが強く、油性シーラーが適しているケースが多いです。
一方、コンクリートはアルカリ性のため、アルカリに強いシーラーを選択する必要があります。
また、金属の場合は、防錆効果のあるシーラーが必須となります。
下地の状態(劣化の度合い、汚れ、吸水性など)も考慮し、適切なシーラーを選びましょう。
劣化が激しい下地には、浸透性が高く補強効果のある油性シーラーが有効です。
しかし、臭いが強く、乾燥時間が長い点には注意が必要です。
比較的状態の良い下地には、臭いの少ない水性シーラーが適しています。

塗装目的別シーラーの選択

塗装の目的によっても、シーラーの選択は変わります。
防カビ・防腐効果を求めるなら、それらの機能を備えたシーラーを選びましょう。
ヤニ止めが必要な場合は、ヤニ止めシーラーが効果的です。
コンクリートの強度を高めたいなら、コンクリート強化シーラーが最適です。
目的を明確にしてシーラーを選ぶことで、より効果的な塗装を実現できます。
例えば、外壁塗装で長期間の耐久性を求めるなら、ウレタンシーラーがおすすめです。

シーラーの機能と特性

シーラーの主な機能は、塗装面と下地材の密着性の向上、下地の吸い込み抑制、下地補強です。
これらの機能は、シーラーの種類や特性によって異なります。
密着性を高めるには、プライマー効果の高いシーラーを選びましょう。
吸い込み抑制には、油性シーラーが効果的ですが、水性シーラーでも十分な効果を発揮するケースもあります。
下地補強には、浸透性の高いシーラーが適しています。
各シーラーの特性を理解し、それぞれの機能を最大限に活かすことが重要です。

シーラーの種類と特性

水性シーラーの特徴と用途

水性シーラーは、臭いが少なく環境に優しい点がメリットです。
そのため、室内塗装や、臭いに敏感な場所での使用に適しています。
乾燥が早く、扱いやすいのも特徴です。
ただし、油性シーラーに比べて浸透性や補強効果は劣るため、劣化が激しい下地には不向きです。
水性シーラーは、比較的状態の良い下地や、吸い込みが少ない下地への使用がおすすめです。
上塗り塗料との相性も考慮し、水性シーラーと水性塗料を組み合わせることを基本としましょう。

油性シーラーの特徴と用途

油性シーラー(溶剤シーラー)は、水性シーラーに比べて浸透性が高く、下地への密着性も優れています。
劣化が激しい下地や、吸い込みの強い下地にも効果を発揮します。
乾燥時間も短いのが特徴です。
ただし、臭いが強く、換気を十分に行う必要があります。
また、環境への配慮が必要な場面では、水性シーラーを選択する方が適切かもしれません。
油性シーラーは、木材や金属など、様々な下地への使用が可能です。

その他機能性シーラーの種類と選び方

ヤニ止めシーラー、カチオンシーラー、コンクリート強化シーラーなど、様々な機能性シーラーが存在します。
ヤニ止めシーラーは、タバコのヤニや雨ジミなどのシミの付着を防ぎます。
カチオンシーラーは、外壁・内壁両方に使用でき、浸透型と造膜型があります。
コンクリート強化シーシーラーは、コンクリートやモルタルの強度を高め、粉塵やホコリの発生を抑制します。
これらのシーラーは、それぞれの特性を理解した上で、下地や塗装目的に合わせて適切に選択することが重要です。
例えば、カチオンシーラーは強溶剤型塗料の上塗りには使用できません。

まとめ

今回は、下地の種類、塗装目的、そしてシーラーの機能・特性を考慮した最適なシーラー選びについて解説しました。
シーラー選びは、塗装全体の成功を左右する重要な要素です。
水性シーラーと油性シーラーの特性を理解し、ヤニ止めシーラーやコンクリート強化シーラーといった機能性シーラーも適切に活用することで、塗装の仕上がりと耐久性を大きく向上させることができますよ。

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