水性塗料と油性塗料のペンキの違いについて解説します!

塗装をする際に水性塗料と油性塗料の2種類があることを知ったものの、それぞれの違いがよく分からずお困りの方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、水性塗料と油性塗料のそれぞれの特徴と違いについて解説します。

□水性塗料と油性塗料のペンキのそれぞれの特徴

*水性塗料の特徴

1.きついニオイがしない
水性塗料は塗料が完成するときに成分が蒸発するだけなので、鼻にツンとくるシンナーのニオイがほとんどしません。
したがって水性塗料は、塗料のニオイが苦手な方や小さい子供がいる家庭に向いているといえます。

2.VOCの排出が少ない
VOCとは、揮発性有機化合物のことで、シックハウス症候群や大気汚染の原因になる物質のことです。
VOCの排出を抑えると環境だけでなく、健康被害も起きづらいです。

3.管理がしやすい
シンナーを含んでいないため、引火する危険性が低く、比較的管理しやすいメリットがあります。
また、使用した道具は水道水で洗うことが可能です。

*油性塗料の特徴

1.耐久性が高い
油性塗料に含まれる樹脂が耐久性のある塗膜を作るため、水性塗料と比較すると耐久性が高く、綺麗に仕上がります。
また、水性塗料よりも表面張力が低く、浸透性が高いことも油性塗料の耐久性の向上につながります。

2.綺麗に仕上がる
油性塗料を塗布した直後はローラー跡やはけ跡が目立ちますが、乾燥するとこれらの跡がなくなり、平らで綺麗な塗膜が完成します。

3.塗装しやすい
油性塗料は密着性が高く、周りの環境に左右されづらいため乾燥が早いです。
また、金属に塗装でき、下地塗りをせずに済むこともあり、塗装しやすいメリットがあります。

□水性塗料と油性塗料のペンキの違い

水性塗料と油性塗料は、ニオイが違います。
油性塗料は希釈剤にシンナーを使用するので、ツンと鼻にくる匂いがする一方で、水性塗料の希釈剤は水のためニオイが少ないです。
油性塗料は塗料の密着力と耐久性が水性塗料よりも高いですが、その分費用も高いです。
水性塗料は乾燥時間は長いものの、費用は安く、作業効率も高いです。

□まとめ

水性塗料はニオイが少なく、また燃える心配がないので管理しやすいメリットがあります。
油性塗料は、シンナーの独特のニオイはしますが、耐久性が高く仕上がりが綺麗になるメリットがあります。
水性塗料と油性塗料は耐久性や乾燥時間、費用など多様な面で違いがあるので、自分の希望に合う方の塗料を選ぶようにしましょう。

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